健康

【妊娠中のホルモン】母体のプロゲステロンと脂肪細胞のmPRεが胎児の栄養状態を調整するメカニズムとは?

2025-03-18

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京大の研究チームが、妊娠中の母体から分泌されるプロゲステロンと脂肪細胞に存在するmPRεという受容体が、胎児に与える栄養状態に重要な影響を与えることを明らかにしました。

この研究によると、妊娠中の母体内でのプロゲステロンの濃度の変化が胎児への栄養供給に関わっており、特に脂肪細胞でのmPRεの役割が注目されました。mPRεが活性化されると、胎児に必要な栄養素(グルコースや脂肪酸)の取り込みが増加し、健康的な成長発育を促進することが実験によって示されています。

さらに研究チームは、妊娠中の母体において高いプロゲステロンレベルが、脂肪細胞のmPRεを介して胎児への栄養素供給を効果的に行う仕組みを詳細に分析し、その結果が胎児の発育にどのように寄与するのかを探求しました。

この研究は、今後の妊娠中の健康管理や栄養指導に際して重要な知見を提供するもので、母体のホルモンバランスが胎児に及ぼす影響を考慮した新しい治療法の開発が期待されます。

この結果は、2025年に出版される『Cell Reports』に掲載される予定です。さらに、京大の生命科学研究科では、今後も研究を続け、妊娠中の母体と胎児の栄養管理に関連する新たな知見を発見していくことを目指しています。