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日本鋼短観 大企業製造業の景況判断 + 12ポイントに4期連続悪化 鉄鋼大幅悪化 国内の逆風は
2025-04-01
著者: 陽斗
日本鋼が1日発表した短観は、企業短期財務調査で、大企業の製造業の景況判断を示す指標はプラス12ポイントとなり、4期連続で悪化しました。アメリカのトランプ政策が打ち出す関税政策への懸念が表れ、中でも追加関税措置の対象となった「鉄鋼」では指標が大幅に悪化しました。
アメリカで事業を展開する日本のメーカーの中には、トランプ政策の影響で部品の調達コストが上昇し、すでに販売価格の調整が困難になっている声も上がっています。特に、鋼材に関連するビジネスを展開している大企業の景況判断は厳しく、彼らの業績にも影響が出始めています。
先月、発表された景況の判断において、大企業の製造業は16業種のうち11業種で悪化していることが明らかになりました。この動向は企業活動に対する不透明感を高めており、今後の政治的・経済的な政策変更が注目されています。
特に、日銀による金融政策の動向や、次世代エネルギーに向けた取り組みなどが、企業の短期的な業績に大きな影響を与える可能性が高いと見られています。これからの動きを注視することが重要です。