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日本のバイト時給、歴史的高値を更新!万博前に関西圏が急上昇 - 日本経済速報

2025-03-14

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リクルートが14日に発表した2月のアルバイト・パート募集時給平均時給は、三大都市圏(首都圏、東海、関西)で前年同月比35円(2.9%)高の1227円だった。3ヶ月ぶりに過去最高を更新した。春季労使交渉で大幅な賃上げ回答が相次ぐ中、賃金動向の先行指標になるバイト時給は上昇に勢いがある。

求人数メディア「タウンワーク」などの調査情報から募集時の情報を抽出し、平均時給をまとめた。2018年3月から現在の方式で毎月報告しており、今回の数値は従来の水準を上回るものとなった。

注目すべきは、これが万博開催に向けた準備と密接に関連していることである。大阪では2025年の万博を見据え、労働市場が活性化しており、特に飲食業や観光業などで人手不足が顕著に感じられている。経済回復の兆しと相まって、今後の賃金上昇も期待される。

ほかの地域でも人手不足が影響しており、特に若年層をターゲットにした求人が増加している。今後も賃金の上昇が続く可能性があり、引き続き注目が必要だ。企業が魅力的な労働条件を提示することで、更なる人材確保に繋がると見られている。