「日本一営業時間が長い」宮城のパチンコ店、業界団体が「朝9時に統一して」と県議会に提言 : 読売新聞

2024-10-09

著者: 芽依

宮城県のパチンコ店の営業開始時間を「県内全域で朝9時に統一してほしい」と、業界団体が県議会に提案した。この提案は、業界団体の代表が参加した常任委員会で採決された。

パチンコ店の営業時間は、原則として朝10時から夜12時までだが、宮城県では競争が激化しており、特に朝10時から、他の店舗に比べて長い営業を行うためには、有利な条件が必要とされている。

午前10時から午後6時の営業に対し、宮城県外の店舗であると、朝11時からの営業が行われることが多いため、業界団体は「営業可能な時間が日本一長い」との認識を示している。

業界団体が提案した理由の一つは、労働環境の改善である。県内では、午前7時や8時の開店が多く、店舗スタッフの勤務時間が不規則な事例も広がっているため、業界全体の労働環境を改善する必要があるとの声もあがっている。

また、朝の開店時間を1時間遅らせることで、地域住民への影響も考慮されており、パチンコ店への来客が増加する期待があり、ひいては地域の経済活性化にも寄与すると見込まれている。

この提案が実現すれば、業界の営業スタイルが新たに変わる可能性が高く、規制の見直しに向けた動きが加速している。数ヶ月内に県議会での決定が下されることが期待されており、業界関係者からは期待の声が上がっている。今後の動きに注目が集まっている。