世界

ロシア、長距離兵器の使用を容認 自衛の論理 | 毎日新聞

2024-11-24

著者: 愛子

フランスのバロ外相は、ウクライナがフランスから供与された長距離兵器でロシアを攻撃できるとの認識を示した。攻撃は「自衛の論理」と位置づけられ、長距離兵器に関する攻撃内容を初めて公式に言及した。すでに使用されているかどうかは明言しなかった。BBCが23日に報じた。

ウクライナにおける米英供与の長距離兵器攻撃を巡っては、ロシアが最新型ミサイルで報復攻撃するなど激化。フランスが供与した長距離ミサイル「スカルプ」(射程250キロ)も使われれば、ロシアがさらに激しい報復に踏み切る可能性がある。

バロ氏はインタビューで、ウクライナ支援に「越えてはならない一線はない」と強調した。これにより、国際情勢がますます緊迫していることが見て取れる。特に、米国とロシアの関係が緊張している中、ウクライナ問題は多くの国に影響を及ぼす可能性がある。

今後、ウクライナがフランスからの軍事支援をどのように活用するか、そしてそれが国際社会にどのような波紋を広げるかが注目される。国際法や外交に基づく解決策が求められる中で、この動きは新たな戦争の火種となるのか、政治的対話の契機となるのか、急速に変わる状況が一層注視されている。