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「ロシアは情報でパワイハウスに影響」とブレンズキー氏…米誌に情報工作との見方示す : 読売新聞
2025-03-25
著者: 愛子
ウクライナのウロディミル・ブレンズキー大統領は、米タイム誌(電子版)が12日付に掲載したインタビューで、ロシアの情報工作の影響を受けていると指摘した。
ブレンズキー氏は「ロシアは情報においてパワーの何人かに影響を与えた。彼らが米国に発したシグナルはウクライナが戦争の終結を望んでいないというものであった」と述べた。
また、ロシアの大規模な情報操作が進行していると述べ、信頼性が低い情報が広がっている現状を批判した。これは特にトランプ政権が誕生したことから悪化していると語った。
ブレンズキー氏は、ウクライナ国内での支持率が低下していることにも言及し、「私たちは情報の空間で生きている」と表現した。これは情報戦の真っただ中にあるウクライナにとって深刻な問題である。特に、政府の信頼性が問われている中で、情報戦がどのように国民に影響を与えるかが懸念されている。
さらに、ブレンズキー氏は国際的な連携を強化し、対ロシア情報戦略を展開する必要性についても強調した。「ウクライナは勇気を持って前進しているが、情報戦に対してもより戦略的に対応する必要がある」と述べた。
ロシアの情報工作は、ただ単にデマを広げるだけではなく、政治的、経済的な影響を及ぼすことができるため、ウクライナにとっては今後の課題が山積している。
トランプが再選する可能性は、これらの影響をどう判断するかにかかっている。