[10月11日 ロイター] - 北朝鮮とロシアの両国は、平壌での貿易、経済、科学技術に関する会合の後、協力に関する議定書を締結したと北朝鮮の国営メディアが伝えた。具体的には公共交通機関の強化や貿易の増加について合意したと報じている。

ロシアのタス通信によれば、北朝鮮とロシアの間を移動した旅行者の数は今年1月から9月までで10万人を超え、そのうち70%が航空機を利用したという。

ロシアの専門家団体は、平壌が発表した内容は、協力の強化に向けた重要な一歩であると指摘しており、特にロシアの鉱物資源が北朝鮮の経済を支える可能性について言及している。

さらに、北朝鮮は最近外交・経済交流を活発化させており、9月にはロシアのプーチン大統領と金正恩氏が会談したことが報じられ、軍事や経済における協力の拡大が期待されている。今後も両国間の関係がさらに深化する可能性が高いと専門家は分析している。ロシアと北朝鮮の連携は、国際的な情勢にも影響を与えると考えられており、関係者の動向に注目が集まっている。