SaaS業界に従事するビジネスパーソンの多くが「この1年で太った」と感じています。エムエム総研（東京・新宿区）は9月25日、こんな調査結果を発表しました。SaaS業界の従業員1000人を対象に、体重の変化について調査したところ、なんと31.0％が「1年前と比べて5kg以上増えた」と答えました。

また、29.6％は「3kg以上増えた」と回答し、12.5％は「7kg以上増えた」としています。反対に「1年前より体重が減った」と答えたのは6.3％にとどまりました。不規則な生活や運動不足が主な原因とされ、特に「デスクワーク中心から来る」「運動不足」がその理由として多く挙げられています。

健康意識の高まりからか、健康に対する意識は高まっているようです。調査に参加した人たちの中で、48.3％が「個人的な運動（ウォーキングやランニング、スイミングなど）を行っている」と答えていますが、運動をしていないと答えた人も10.8％おり、まだ改善の余地があることが分かります。

さらに、食生活に関しても「おいしいものを食べたい」という意識が強まり、46.6％が「おいしいものを食べる」と回答しています。テレワークの普及により、自宅での食事が増え、ついつい食べ過ぎてしまうことも影響していると推測されます。

調査は8月23日から25日にかけて行われ、SaaS業界で働く1007人を対象に実施されました。この結果は、業界全体での健康問題に関する警鐘を鳴らすものであり、企業や個人が自らの健康を見直すきっかけとなることが期待されます。SaaS業界の急成長に伴い、その影響を受けつつある働き方や生活習慣に注意が必要な時代に突入しているのかもしれません。