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Salesforceの深刻な問題、隠れた「誤ったコマンド」を含むDBメインテナンスが原因か?同社が報告
2024-11-18
著者: 蒼太
Salesforceは、日本時間11月15日午後から夜間にかけて発生した「Salesforce」のグローバルな障害の原因と対策について、11月17日に発表しました。原原因は、「誤ったコマンドを含むデータベースメンテナンスの実行」だったとみられています。
この障害を知ったのは、日本時間15日午後2時55分頃でした。問題のコマンドを含むデータベースの変更を、全体のシステムに展開していた段階で、障害が発生しました。
問題のコマンドがSalesforceアプリとデータベースを適切に操作するために必要な内部オブジェクトを削除してしまい、それが多くのデータベースで実行されてしまったとのことです。
同社は影響を受けたインスタンスを修正しつつ、データベースの変更を中止しました。復旧作業は16日午前0時22分までに障害が解消されました。顧客へのデータにも影響はなかったとのことです。
その後も一部のユーザーで、パフォーマンス低下などの問題が続き、個別に対応して16日午後2時6分までに全ての障害対策が終了したと報告されています。
再発防止策として、現場は環境を変更する際の承認プロセス強化、データベース構成変更時の監視強化やガードレールの追加、アプリケーション機能に影響を与えるコマンドの制限の見直しなどを行っていると述べています。
この障害は業界全体に影響を及ぼす可能性もあり、Salesforceの信頼性に対する懸念が高まっています。特に大規模なシステムでの障害は、顧客のビジネスに直結するため、今後の対応が注目されます。