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三井不動産社長「熊本に半導体パーク」 台湾の知見活用 - 日本経済新聞
2025-03-20
著者: 桜
【台北=龍元綾明】三井不動産の植田社長は20日、台北市内で日本経済新聞などの取材に応じ、熊本県に半導体関連の産業団地を開設する計画を明らかにしました。これは、台湾の大学や研究機関の知見を活かし、地域の産業振興に寄与することを目的としています。
同日開かれた大規模商業施設「ららぽーと台北南港」の開業式典で説明されたこのプロジェクトは、熊本が九州の中心地であり、製造業の拠点としても期待されていることを背景にしています。「熊本は物流面でも優れた立地にあり、半導体産業に適した環境が整っている」と植田社長は強調しました。
さらに、今年度内にも具体的な進捗を発表する予定で、熊本県との連携を強化していく意向を示しました。また、台湾の半導体産業は、世界的に見ても競争力が高まっているため、そのネットワークを活用することで、更なる効果が期待できるとのことです。
全国の自治体が誘致合戦を繰り広げる中、三井不動産はその先駆けとして熊本でのビジョンを掲げ、地域経済に寄与することを目指しています。今後が非常に楽しみです。半導体業界の最新動向や、熊本県が果たす役割に注目が集まることでしょう。