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セブン含む北米2000店舗、ファンドが強い関心 - チュタールB&F

2025-03-26

著者: 芽依

カナダのコンビニエンスストア大手アリマンサロンとクリタールがセブン&アイ・ホールディングス買収に成功した場合に流出される可能性のある北米のコンビニエンスストア2100店舗を手に入れ、多数のプライベートエクイティ(PE)投資会社が強い関心を示している。

クリタールのフリーパ・ダ・シルバー最高財務責任者(CFO)が明らかにした。

ダ・シルバーはインタビューで、「各地の2000店舗のネットワークをPEファンドに提供している。それら店舗は一部の州で非常に強固な事業基盤がある」と述べ、PEファンドが買収すれば米国で第5番目または第6番目に大きな運営者になると付け加えた。

買収提案を巡り、セブンは米国で反トラスト法(独占禁止法)に抵触せずに手続きが進められることを最優先としている。この問題の解決に向け行動を進める中、同社は米国で一部店舗の流通を模倣する方向で一致し、買い手の確保へ向けた動きも始めた。

「サークル+」ブランドを展開するクリタールは3月に入り、買収契約の前提条件として重複する店舗の買い手を探すことに成功した。このプロセスは米国の反トラスト当局の規制による制約により取引が難航する可能性もある。

北米コンビニエンスストア市場でクリタールは、買収後に更なる成長を遂げるため、未だに強い競争力を持ち続けることを誓っている。ダ・シルバー氏は、「その点については非常に明確にするつもりだ。だからこそ、店舗の積極的な管理が重要だ。」と強調した。

セブンは25日の公表資料で、北米大手クリタールとの合併の進捗状況を確認し、今後の動向に強い関心を寄せることが求められている。