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セブンに20年越しのラブコール アリマンサロン・クシタール、買収に着手 - 日本経済新聞

2024-10-11

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カナダのコンピニエンスストア大手、アリマンサロン・クシタール(ACT)によるセブン&アイ・ホールディングス(HD)への買収提案は2005年から20〜21年に渡り続いており、今回で3度目となる。提案額は7兆円規模と小売業のM&A(合併・買収)としては巨大だ。ACTがセブンの買収に踏み切る背景には、北米での過激な競争が影響している。

16年前のカナダ現地紙によると、ACT創業者であるアラン・シュネル氏とイメージされるこの動きは、今後の市場シェアを拡大するための戦略的な一手とされている。業界はこの提案が成立すれば、セブンがカナダ市場においても大きな影響力を持つことになると見ている。セブンはどこまで対応するのか、今後の展開に注目が集まる。

さらに、アリマンサロン・クシタールの買収提案は、近年の消費者ニーズの変化に応じて進化を続けている。特に、サステナビリティやデジタル化に向けた取り組みが焦点となり、セブン側もその準備を進めている可能性がある。これからの日本・カナダ間のビジネス戦略において、この動きがどのような影響を及ぼすのか、注目していきたい。