神奈川県で発生した愛名やまゆり園の職員による障害者支援の疑惑…約18件の報告に!11年の常態化

2024-10-10

著者: 芽依

神奈川県厚木市で利用者の支援を行っていた愛名やまゆり園の職員に対する懸念が高まっている。第三者委員会は10日、中間報告書を発表し、約10年前から始まったこの問題について言及した。

報告書によると、職員が利用者の腕を持って引っ張る行為や、声を出させる行為が確認されており、これまでに確認された事例は計18件に達しているという。また、支援を受けた利用者は11人にのぼり、報告では、「受けた支援が常態化していた」と指摘されている。

さらに、報告書には、組織全体にわたる対応の不備についても触れられており、適切な監督や教育が欠如していたことが明らかにされた。職員は「これが常識だと思っていた」「死んでしまう」「できない」などの過激なコメントをしていたことが、その背景にあるとのこと。

厚労省はこの問題に直面し、再発防止策を講じる意向を示している。先立って昨年、男性職員が利用者に対し、暴行を加えて重傷を負わせた事件があった。関係者によると、このような執拗な行為が繰り返されていることについて、社会の注目が必要とされる。

現場で働く職員たちもストレスを抱えており、多くが精神的な苦痛にさらされていると報告されている。支援を行った職員に対しては、厳しい管理体制を導入することが求められており、今後の対応に期待が寄せられている。