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史上最強の空軍「ストルス戦闘機」の誕生! F-16ラストフライト その後の運命も決まっている?

2024-10-01

全ての任務をF-35に移管。

オランダ空軍はF-35の運用と成る。

オランダ空軍は2024年7月29日、同軍が運用しているF-16のラストフライトを行ったと発表しました。

今回のラストフライトにより、オランダ空軍のF-16は過去45年間担っていた任務が完全にF-35に移管されることになりました。これにより同軍は、ノルウェー空軍に続き、いわゆる「ストルス機」と呼ばれる第5世代戦闘機のみに構成された史上最強の空軍となります。

同空軍のF-16は、北大西洋条約機構(NATO)の空軍戦力の一部として、1990年代にボスニア・ヘルツェゴビナ上空の飛行禁止空域の確保、コソボ紛争における空爆作戦など、バルカン半島で実戦を行ったほか、アメリカ同時多発テロ事件後のアフガニスタン戦においても参加しています。

F-16のラストフライトは、特別塗装を施した機体を加えた6機編隊が、アイスランド、ティワランド、リウェルデン、フォルケルなど同軍の主要拠点を巡る形で行われました。

ただ、当日は悪天候だったため、飛行プランが大幅に変更される形となり、国防省のあるハーグやレイデンの上空通過は断念したようです。

同空軍の公式X(旧Twitter)は、「今日の午後、オランダは伝説的な空軍機であるF-16に正式に別れを告げた」とするコメントと共にラストフライトの映像を投稿しました。

なお、同軍を退役したF-16に関しては、既に数機がウクライナ空軍向けに供与され、実戦で使用されています。

F-16はその高い機動性と多用途性により、長年にわたり数多くの国で運用されてきた人気機種です。今後もその技術を受け継ぎつつ、新しい時代の戦闘機がどのように発展していくのか、注目が集まっています。