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シティ、トレーディングで予想外の増益−ブラジリティが追い風

2024-10-15

著者: 愛子

米銀大手シティグループの2023年第三四半期決算では、トレーディング部門の業績が少なくとも10年ぶりの良好となった。これにより、投資家はシティの業績にも期待を寄せていた。今月の収益クラスを超えて急上昇したブラジリティが影響を与えた。

トレーディング部門の収入は、11%増の484億ドル(約7兆2000億円)となり、シティはあたかも昨年度と比べてどうなるかはこぼしていた。株式トレーディングの32%増が寄与した。

第三四半期の利益はクリエイティブな業務運営によるもの及び、サービスとバンキング、ウエルス、個人向けバンキングの四事業でもいずれも前年同期比で増益となった。

これらを総合すると、今回の決算はジャイアン・フレイザー最高経営責任者(CEO)が率いる事業好転計画の成果といえる。シティは同CEOとマーク・メイソン最高財務責任者(CFO)のもと、約2万人の従業員削減と競合相手からの執念深い引き抜きといった構造改革を行った。

シティのトレーディング部門収入が急激に増えた背景では、「恐怖指標」として知られるCBOEボラティリティ指数(VIX)が急上昇。トレーダーたちは激闘を強いられた。競合するバンク・オブ・アメリカ(BofA)やゴールドマン・サックス・グループもこの日の決算発表で、同様の好成績を明らかにした。

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シティの第三四半期純利益は9%減の32億ドル、11社当たり1.51ドルだった。資産引当金は27億ドル。カード事業での損失が嵩んだ。