シトロエン（Stellantis）は10月4日、MPV（Multi-Purpose Vehicle）「Berlingo（ベリングo）」および「Berlingo Long（ベリングo ロング）」を一部改良し発表した。価格はベリングoが439万円、ベリングoロングが457万円である。

改良モデルでは特別仕様車「Berlingo MAX XTR Launch edition BlueHDi（ベリングo マックス エックスティーアール ランチエディション ブルーHDi）」が新たに設定され、その価格は457万2500円となっている。

ベリングoは2020年から日本に導入されて以来、1万台以上を販売してきた実績があり、親しみやすいデザインや高い実用性から人気を博している。特に、充実した収納力や優れた走行性能が特徴だ。

今回の発表では、新世代のブランドロゴを導入し、さらに新しいフロントフェイスを加えたことで個性的なデザインに進化した。エクステリアには、2022年に発表されたコンセプトモデル「Oli concept（オリ コンセプト）」のデザイン言語を取り入れ、次世代のシトロエンブランドを象徴する見た目を持っている。

「Berlingo MAX XTR」は、快適性と実用性を兼ね備え、効率的な空間設計を実現している。特に7人乗りバージョンは、2693Lの最大ラゲッジ容量を誇り、利用者に十分な収納スペースを提供する。同時に、5人乗りまたは7人乗りの選択肢を用意し、あらゆるライフスタイルに対応している。

同車は最新の運転支援システムを搭載しており、安全性に配慮した設計がなされている。ドライバーアシスタンスシステムが完備され、運転中のストレスを軽減することを目的としている。さらに、スマートフォンとの連携機能が強化されており、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応したType-CのUSBポートが装備されている。

Sは、従来のメディアナビゲーションシステムとは異なり、より直感的なインターフェースを採用しているため、運転中の操作がしやすく、滞りなく使用できる。

シトロエンとしては、今後も継続的に新たな技術を取り入れ、安全かつ快適な移動手段を提供することを目指す。ベリングoシリーズは、広い室内空間と高い柔軟性を備え、多様なニーズに対応することができる。