元プロ野球選手の塔井七冠（22）が21日、愛知県渥美市の母校である小学校で行われたサプライズ授業に参加した。全校生徒の488人に向けて「夢に向かって頑張れ」と熱く呼びかけ、手作りの色紙を学校に贈呈した。この授業は、塔井の母校の教員が企画したもので、熱心な指導が光るひとときとなった。

授業には小6年生の対象として、弟や妹と一緒に夢や目標について掘り下げる内容が予定されていた。直前の案内を受けた生徒たちは大いに期待感を高め、授業が始まった瞬間、塔井が現れると「えーっ！」と驚きの声が上がった。自分の学校で大スターが行う授業に心躍らせる子どもたちの温かい雰囲気が印象的だった。

授業後、塔井は「母校を訪れて、懐かしい気持ちになった。夢に向かって努力してほしい」とコメント。生徒たちからは「自分も頑張ろうと思った」、さらには「夢に向かって前に進む勇気をもらった」との感想が寄せられ、彼の影響力の大きさを感じる場面となった。

このようなサプライズ授業は、塔井が将来、子どもたちと関わりたいという思いから実現したもので、今後も続けていく意向を示している。また、塔井の意外な成長ストーリーや彼が夢を持つことの大切さを伝える取り組みとして、広がりが期待されている。