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トランプ、連続判事の権限制限を要求 相次ぐ差し止め命令受け

2025-03-21

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ワシントン 10月6日 - トランプ前大統領は5日、行政の政策を巡る連続判事による判決が全米的な差し止め命令を出していることを受け、こうした権限を制限するよう連邦最高裁に要求した。

トランプ氏の就任以来、政策に異を唱える連邦判事の増加に対して「全米的な差し止め命令を今すぐ終了させるべきだ」と自身の交流サイトで発信。これまでに「出生地主義」を制限する大統領令などに対して連邦判事が出した全米的な差し止め命令が多く存在している。

トランプ氏は「手遅れになる前に、全米的な差し止め命令を今すぐ終了させろ」と自らの交流サイトに投稿した。「ロバーツ連邦最高裁長官と最高裁がこの有害かつ前例のない状態を放置すれば、我が国は非常に深刻な事態に陥るだろう!」と主張。

トランプ政権の先週末、地方の差し止め命令にもかかわらず、バイデン政権の犯罪組織の12人超をエルサルバドルの拘留施設に強制送還した。また、担当判事の解任も求めた。さらに、実際に行われた犯罪行為に対する犯罪組織の罰則設計に強力な規制を送還していた。

ロバーツ長官はこれを受け、トランプ氏が判事を「圧迫するべき」と批判したのは「適切でない」と反論する事例の発表をした。さらに、トランプ氏が言うように全米的な差し止め命令の制限がなければ、今後の法的整備が困難になるとも述べている。トランプ氏の発言の影響がどのように出てくるのか、政治の動向が注目される。