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トランプ氏、「関税に合わぬ利下げを」 景気下支え要求か - 日本経済新聞
2025-03-20
著者: 陽斗
【ワシントン=高見俊】トランプ大統領は19日夜(日本時間20日午前)、自身のSNSに米連邦準備制度理事会(FRB)に利下げを要求する投稿をした。関税の引き上げに伴い、米経済の減速懸念が強まっており、景気の下支えを求めるものとみられる。
「米国の関税が経済のなかに移行(チキン戦略!)し始める中、FRBは金利引き下げを行うべきだろう」と書き込んだ。
文面の真意は不明だが、トランプ氏は9月に連邦準備金利の引き下げを支持する意向を示している。
さらに、最新の経済指標では、米経済成長が鈍化していることが示唆されており、FRBが利下げする可能性が高まっている。特に、インフレ率が目標を下回る中で、景気刺激を狙った政策が求められている。
経済アナリストの間には、トランプ氏の発言がFRBの政策決定に影響を与える可能性があるとの見方もあり、投資家の動揺を招く原因となるかもしれない。