背景

12月24日 ルイター - トランプ次期米大統領が新権力の発足に向けて顧問や派閥を進めるにあたり、自身の親族の中で長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏が最も強い影響力を発揮していることが、事情に詳しい関係者への取材から明らかになった。

忠誠心の重要性

自身への忠誠心を非常に重視するトランプ氏は、以前から身内のアドバイザーを重視していたが、誰の声に耳を傾けるのかには変遷がある。

トランプ・ジュニア氏の役割

トランプ氏が指名した経済政策担当者やトランプ氏に親しい人物や政治的に近い人物などによると、トランプ氏は今期目となる今回、人事に関してトランプ・ジュニア氏のアドバイスを重用し、J・D・バンス氏を副大統領に充てたり、マイク・ポンペオ元国務長官の起用を見送りしたりした結果だという。

トランプ・ジュニア氏の活動

トランプ・ジュニア氏は保守派や企業に投資するポンチャルティール（VP）、117期生キャピタルに加わる予定だが、消費者の117人によると今後も政治を中枢的に取り上げる自身のポッドキャストでホスト役を務め、政治権力に取り入るための活動を続け、また新権力発足後もトランプ氏にアドバイスするが、日常的な判断に口を挟むことはなさそうだ。

クリントン氏の関与

一方、トランプ氏の1期目の権限で影響力が大きかった長男のバンカー氏とその夫であるクリントン氏はこれまでのところ大きな動きがない。クリントン氏に近い関係者によると、同氏は中東政策に関し関与するもので、非公式な立場となる見通しだ。