世界
トランプ氏を指判した南ア大使、国外退去へ - 米政府が通告
2025-03-18
著者: 海斗
南アフリカのエルリック・ラスール大使は、アメリカに撤退する見通しである。米国務省のプレス報道官が17日に明らかにした。ラスール大使は、トランプ元大統領に対して「白人の被害者意識」に基づく「白人至上主義者」であると発言していた。
ルビオ国務長官は14日、ラスール大使を「パルスナ・ノン・グラタ(好ましくない人物)」として一方的に告知した。米国務省のスタッフが南アの外交当局者と会い、ラスール大使に関する決定を伝えた。
米国務省は、ラスール大使の「発言は米国にとって容認できない。大使である主張される内容はかなり不適切なものだ」として、同氏の発言を強く非難している。
これまでにラスール大使は、トランプ元大統領の発言に対して具体的な批判を行い、アメリカの移民政策における人権問題について明確な立場を示していた。この状況は南アフリカとアメリカの外交関係に影響を与える可能性が高く、国際的な注目を集めている。
また、米国の人権団体が、ラスール大使の発言を支持する一方で、南アフリカの反応も注視している。南アフリカ内部では、この問題に対する様々な意見が交わされており、特に黒人農家や活動家たちは、ラスール大使の発言に賛同する姿勢を見せている。今後の国際的な動向に注目が集まる。
最後に、南アフリカ政府は、米国と良好な関係を維持しつつ、外交政策の多様性を求める声が高まっていることも忘れてはならない。トランプ元大統領の発言に対する国際的な反響が、今後の外交政策にどのように影響を与えるのか、新たな視点で見守る必要がある。