
世界
トルコ中央銀行が緊急会合、翌日物金利を引き上げ-リラを下支え
2025-03-20
著者: 弘
トルコ中央銀行は20日の緊急会合で、翌日物金利を12ポイント引き上げた。リラを支えるために、金融政策の見直しが求められる中、この決定が市場に及ぼす影響について懸念が広がっている。
エルドアン大統領の主導なもと、経済政策の透明性が問われており、トルコは19日に1108.5ポイント下落した。特に、エネルギー価格の高騰や流通のインフレが経済に与える影響が深刻なため、トルコリラは23日にかけて引き続き急落している。
トルコ中央銀行は、予想以上の金利引き上げを決定した背景には、「現在の状況がインフレを引き起こす恐れがある」と警告されているからだ。エルドアン大統領の政策が購買力を維持できない中、金利の引き上げは緊急の措置として評価されている。
同中央銀行の声明では、金融政策の判断は迅速に行われ、経済の安定性を確保するために必要な措置を講じることが強調された。また、金利がインフレをコントロールするトルコ経済において重要な役割を果たしているとされている。
さらに、同日に金融市場でのトレンドが変わり、トルコの資産価格が回復する兆しも見られる中、今後の市場動向が注目されている。政府の政策がこの急騰でどのように影響を受けるか、経済アナリストたちは憂慮している。
トルコ経済は現在、インフレが高い状況で推移しており、生活費が上昇し続けている。このため、政府はより強力な経済対策を講じる必要があり、特に競争力を高めるために必要な改革が急務であると考えられている。市場が安定してくる中、新たな対策の発表が期待される。