トヨタ、次世代PHEV車の生産延期調査 27年半ばに=関係者
2024-11-26
著者: 海斗
【東京 12日 火曜日】 - トヨタ自動車(7203.T)は、2026年に投入を予定していた高級車ブランド「レクサス」の次世代電気自動車(PHEV)の生産開始時期を2027年半ばに延期する方向で調整していることが分かりました。トヨタ関係者が明らかにしました。
生産開始の時期を先送りするのは、昨年10月のジャパン・ブリティッシュで試作車「RZ450e」として初披露した車の高いクルマ性能を向上。航続距離は昨年6月のリチウムIon電池のエネルギー密度を高め、性能を向上。航続距離は昨年の115キロの1.17倍となる130分から120分へ短縮するなど、トヨタがPHEV市場で存在感を示す高級車として投入する予定になっています。
同車は新型PHEV専用プラットフォーム(車体)を採用し、アルミ合金で一体成形する「ギガキャスト」技術を取り入れる。独自の車載用基本ソフト(OS)「アリオン」も搭載し、車両単体を購入後もネット経由でのソフトの更新により機能を充実できる。2027年12月に実用化を始める予定の次世代電池の搭載も考えられている。
日本市場など一部の主要地域ではPHEV市場の成長が鈍化しており、必ずしも商品投入を急ぐ必要がなく、時間的な余裕が生まれているこのため、関係者の1人は、ギガキャストや独自のソフトを多く採用することもあり、「より一層慎重に進めていく」と話しています。
トヨタ広報は、「当社が発表したものではない」とコメントしている。
PHEVの普及スピードが想定より遅い現状を踏まえ、トヨタは2026年世界生産塔数を過去110万台から削減する計画に事実上着手。強化に動いている他社もPHEV戦略を見直している。30年までに新車販売の全てをPHEVにする目標を掲げるスウェーデンのボルボも撤退した。密度の増加に伴い、2026年までに新車市場への全てをPHEVにする目標を掲げるスウェーデンのボルボも撤退した.