トヨタ自動車は、2023年10月15日から18日まで千葉県の幕張メッセで開催される「ジャパンモビリティショー 2024」に出展します。このイベントでは、モビリティ産業と次世代を担うスタートアップ企業が交流し、「持続可能な未来づくり」という共通の目標に向かって「共創」を生み出すことを目指しています。

トヨタは、水素を中核とした「カーボンニュートラル」に関する技術を展示し、スタートアップとの技術交流やマッチングを目指すものです。主な出展内容は以下の通りです。

1. 「水素エンジン」技術

トヨタは2021年から水素を燃料とするエンジン技術の開発に取り組み、2023年からはガソリンを水素に変更した「水素エンジン車」の実用デモを行っています。この展示では、水素が燃焼した時のエネルギー効率や環境負荷の低減効果が紹介されます。

2. 「ポータブル水素カートリッジ」

日本初公開となる「ポータブル水素カートリッジ」は、トヨタが開発した独自の携帯型水素供給装置です。この装置により、ユーザーは手軽に水素を調達でき、様々な機器や車両に直接供給できるようになります。これにより、地方などの水素供給インフラが未整備な地域でも水素利用が促進されることが期待されています。

3. 「スイッチ式環境改善システム」

トヨタは、スマートグリッド技術を利用した「スイッチ式環境改善システム」の展示も行います。このシステムは、太陽光発電と水素エネルギーを組み合わせ、家庭や地域でのエネルギーのエコ管理をサポートします。

トヨタの出展は、単なる新技術の展示だけでなく、持続可能な社会の実現を目指す意義深いものです。特に水素を利用した技術の進化が、私たちの日常生活や未来のモビリティにどのように寄与するのか、注目が集まります。このイベントに足を運ぶことで、最新のモビリティ技術に触れる良い機会となることでしょう。