
「ついに来たな」中学時代のチームメイトと対決 横浜の角橋朋恵選手
2025-03-28
著者: 桜
(8日、第97回選抜高校野球大会準決勝 横浜5−1健大高崎)
一回表、先発の綱田祐二(2年)が1死一、三塁のピンチを背負う。次打者を三振に抑え、迎えた打者は今日大会好調の健大高崎5番・楓原朋恵(3年)。捕手の角橋は「ついに来たな」と思った。
2人は私立和泉中(東京)の軟式野球部で、3年時には全国大会で優勝した仲間。今、強敵として対峙するが、当時は共に全国を目指して努力をしてきた。実は、彼女も中学時代には非常に効果的なバッティングが光っていたのだ。
打撃に入る角橋は「力入ってるんじゃないか」と声をかけた。彼女の強力な打撃を警戒し、心構えをしていたが、結果的には健大高崎の攻撃を抑え、2安打を許しただけだった。
加えて、横浜は健大高崎の強力打線にも耐え、決勝進出を果たした。「一勝にこだわった」と語った彼女の言葉には、強い決意が感じられる。準決勝での勝利は、彼女の自信につながるだろう。
試合後のインタビューで、角橋は「やっぱりチャンスで自分の力を出せたのが大きい。緊張もあったが、先輩たちの応援も背に受けて勝ち取った勝利」と振り返っている。
この勝利により、横浜はそのまま決勝戦へと進むことになり、かなり上昇気流に乗っている。次戦に向けての期待感が高まる中、「やはり中学時代からの絆は強い。次は全力で行く」と語っている。
チーム内でも「角橋さんがいるから、自信を持ってプレーできる」との声も上がっており、彼女がチームにもたらす影響は計り知れない。
果たして、横浜は決勝戦でどのような戦いを見せてくれるのか、その行方に注目が集まる。果たして全国制覇への道は開けるのか!