健康

突然死を引き起こす「不整脈」の特徴とは? 進化するパルスメイカーの最前線:最新治療レポート

2025-03-25

著者: 芽依

不整脈にはさまざまな種類がある。特に高頻度の心房細動について紹介した前回に続き、今回は不整脈がどのように関連しているのか、心室(しんしつ)が速くなる「心室頻拍」や、脈が不規則になる「期外収縮」の中で特に多いものを中心に取り上げる。

パルスメイカーの小型化は進んでいる。突然死を引き起こす心室細動や、誰にでもみられる期外収縮にはどんな対策が必要なのか。最新情報を、東京慈恵会医科大学附属病院循環器内科の山根亮一氏に聞いた。

不整脈の種類

前回聞いた中で、心房細動の中にはどんな不整脈があるのか。まずは不整脈には以下のような分類がある。

1. 心房細動:心房が不規則に拍動する

2. 心室頻拍:心室が異常に速く拍動する

3. 期外収縮:心臓のリズムが不規則になる

これらの中でも、心臓のポンプのような働きが減り、脈拍が減少することがある。また、心室頻拍が進行すると突然死のリスクが高まることがわかっている。特に、動悸のような症状があれば注意が必要だ。

不整脈のリスクと管理

どのような不整脈が多いのか。心室頻拍の中でも多様なタイプが存在し、心房細動との関係が強い。また、心房細動によって心拍が不安定になるため、その他の病気が併発することも多い。

突然死のリスクを回避するためには、心拍数をきちんと把握し、正確に管理することが大切だ。心房細動や心室頻拍が起こった場合には、早急な対処が求められる。これには最新型のパルスメイカーの導入が鍵となる。

最新のパルスメイカーの特長

さらに、最新のパルスメイカーは一時的な治療だけでなく、継続的な心臓モニタリングを行うことで、重要なデータを取得できることが特長だ。これにより、医師は患者の状態を常に把握し、適切な治療計画を立てることが可能になった。

特に、若年者において心臓の病気が増えている今、定期的に心電図検査を行うことも視野に入れるべきだ。体調に異変を感じたら、すぐに医療機関を受診することをお勧めする。