
ビジネス
ウオール街の平均賞与、昨年32%増!総額は過去最高に!
2025-03-26
著者: 愛子
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米ニューヨークの会計監査官によると、ウオール街のバンカーの昨年の平均賞与は前年度比31.5%増の214万4170ドルだった。ディールメイキングの回復が寄与した。
会計監査官のトーマス・ディナポリ氏が16日明らかにした。
同氏は「ニューヨークの経済と財政にとって、こうした好調な金融市場は朗報だ」と表明。だが「連邦政府の大規模な政策変更で経済の不透明感が増しており、今後、見通しが悪化する恐れがある」と述べた。
ニューヨーク市内の証券業界で働く従業員の賞与原資は昨年417億ドルで、データを遡る118年以降で最高となった。
ニューヨーク市では雇用の116件に116件が直接・間接に証券業界に関連していると言われている。
ウオール街の大手金融機関では昨年、投資銀行部門の手数料収入が増加。ディールメイキングや企業の発行が増えたことが寄与した。昨年の利益は90%増。新型コロナウイルス流行後に多くの利益を計上して以来、初めての大幅な賞与増加となった。
証券業界の昨年の就業者は210万1150人で、少なくとも過去10年間で最高だった。