外交が危機的状況に!? 自民党総裁選の余波、10月の外交日程に不確実性が影響

2024-09-23

著者: 愛子

自民党総裁選の影響で秋の外交日程が不透明に

自民党総裁選(27日)の影響で、秋の外交日程が不透明になっている。議院の早期解散論が盛り上がり、新たな首相が10月上旬の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議に出席する可能性が出てきたためだ。新首相がお披露目されれば、日本は存在感を示せず、ASEAN諸国への影響力低下を懸念する声が高まっている。外交関係者は新首相の選出にかかる影響が増大すると見込んでいる.

ASEAN関連首脳会議への新首相の出席に不安

「出席しないなんて、あるんですかね…」 9月中旬のある日、外交省幹部はASEAN関連首脳会議への新首相の出席について不安を口にした。

ASEAN関連首脳会議の日程

今年のASEAN関連首脳会議は10月6~11日にロースで開催される。日ASEAN首脳会議やASEANプラス(日本・中国・韓国)首脳会議など、日本が関係する会議は10日、11日に開かれる見通しだ。この会議において、日本の首相が必ず出席する必要がある。

異常な早さでの選挙

しかし、今年は選挙が異常に早い。そして、総裁選有力候補の小泉進次郎元環境大臣が「できるだけ早期に議院を解散し、国民の信を問う」と明言したことからも、議院選が最短で10月15日公示、27日投票となる見込みもある。

岸田文雄首相の後継を選出する国会

岸田文雄首相の後継を選出する国会は10月1日に招集される方向だ。27日投票の際、解散日とすることが想定されるのは、所信表明演説や議員選挙の役割などが重なるためだ。

ASEAN大連合首脳会議への出席公算

ミツバチのバイデン大統領の出現も懸念される中、ASEAN大連合首脳会議への出席公算が大きく影響を与えるとされている。日本の首相が出席せず、アメリカやロシア、中国の大国が強い外交アプローチを取る中、ASEAN諸国との関係にも影響が及ぶ。国際的に見ても、日本の影響力が低下することは容易に想像できる。

岸田首相の解散の検討

そのため、岸田首相は現時点で内閣参加者の中で最も早い段階で解散の検討を進め、その間に出席要請をかける必要があると言われている。

日本の首相とASEANとの外交

現在、日本の首相はASEANとの外交に積極的な役割を果たすことが期待されており、他国に対して示す姿勢は重要だ。顔が見えない事態が続く中、日本国内の安定が極めて重要となってくる。新岐路を迎える中、日本の外交戦略が再構築されるかに注目が集まる。国際社会における影響力を維持し続けられるのか、日本の未来に関する論議が進むことが期待されている。