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外為10時 円相場149円台前半で強含み 実需の売り観測が上値抑制

2025-03-31

著者: 陽斗

外為10時 円相場149円台前半で強含み 実需の売り観測が上値抑制

31日午前の東京外国為替市場で、円相場が1ドル=149円台前半で強含んでいます。10時の時点では1ドル=149円21銭〜23銭で、前週末の17時時点と比べると1円17銭高です。9時半前には149円07銭近辺まで上げ幅を広げる場面がありました。米景気懸念を背景にした円買い・ドル売りが優勢となっている。実需の買い・売りが影響し、ドル売りの動きが強まる一方、日本国内企業の実需の動きも見られています。

また、米国の金融政策に関する強化が世界的な景気の下振れリスクとなっているため、円は149円50銭付近まで値を戻す場面もあると予想されています。これに関連して、実需ベースでの動きが円相場を支える形になっており、特に企業の輸出需要が円高を促進しています。

円相場は対ユーロでも上昇傾向にあり、10時の時点で1ユーロ=161円77銭〜80銭と、ここでも円高が進行しています。ユーロの買いが強まる中で円の需要も高まっております。

国際的なゴールド市場では、円安の影響で金価格が上昇していることから、円安と金価格の連動性が注目されています。日本の金利が低下し、実需での金購入が増加するとの見通しが示されています。

全体として、円相場は実需の影響を強く受けており、市場では依然として慎重なトレンドが続いています。今後の市場動向には注意が必要です。日本経済が回復する中、さらなる円高の影響が懸念される一方、国際的な金融情勢も注視されるでしょう。