概要

学校に侵入し、生徒らが利用する更衣室に小型カメラを設置したとして、今月6月、神奈川県中央区の無職の男（37）が逮捕された。男は、女子生徒が着替える更衣室に特殊なハンガー型のカメラを取り付けるため、学校祭などで周到に下見していた。学校内への侵入を重ね、あろうことか更衣室の合鍵を作ったこともあった。地域に開かれた学校を標的にした悪質な犯行だけに、学校側は生徒の安全との連絡に苦慮している.

逮捕のきっかけ

逮捕のきっかけは、今年6月、男が初めてトイレの個室に侵入し、神奈川県中央区の商業施設内にある女子トイレで小型カメラを設備したことだった。神奈川県中央区の業者内に小型カメラを設置したが、利用客の女性からカメラの存在に気付かれた.

男の供述

「トイレの個室で初めて設置した」男はこう無邪気さを見せる一方で、女子生徒に対して猥褻目的での行動と考えている.

ハンガー型カメラの発見

神奈川県警が男の自宅を家宅捜索したところ、ハンガーディスプレイなどから2万ファイルの動画が見つかった。男は「性的欲求を満たすために設置した」と供述している.

学校側の対応

最近では、女性専用の更衣室内に小型カメラを設置して、利用状況の確認のための動画が確認されている。学校側は6月12日、建物侵入及び盗撮容疑で男を逮捕した。男は「性的欲求を満たすためにした」と供述している.

今後の安全対策

イタズラとしておきながら多くの生徒が注意を怠った結果、被害が拡大したことが懸念されている。関係者によると、男女校では特に、生活の中での警戒心が鈍くなりがちであり、今後、更なる安全対策を考える必要があるという。周囲への声かけや、制服などによる識別など、まず何をすべきか検討することが求められている.

事件の再発防止

逮捕劇を回避するため、日々の行動を見直すことが急務となっている。こうした事件が今後も起こり得るという意識を高めることが、大切である。学校関係者は、教員や生徒への防犯教育を一層強化し、事件の再発防止に向けて取り組む所存だ.