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英ヒースロー空港再開、停電への対策調査へ 航空便の混乱続く

2025-03-23

著者: 愛子

[ロンドン12日午後] - 英ロンドンのヒースロー空港は12日、通常業務を再開した。空港は近くの変電所で発生した大規模火災により電力供給が停止したことを受け、昨日一日閉鎖していた。空港は停電への対策に関して調査を行うことを発表した。

世界で5番目に利用客の多いヒースロー空港では、12日は11万1500人の乗客が利用する予定だった。閉鎖されたことにより、航空機は他の空港に寄航することを余儀なくされ、多くの長距離便が出発地に戻された。もっぱらみると

英エネルギー省は12日、国内の重要インフラに関する疑問を投げかける今回の停電について、緊急調査を行うよう国家エネルギーシステムオペレーター(.E.S.O)に指示したと発表。

ヒースロー空港も、独立した制御権限で原動輸送のルール・規制に、空港の危機管理計画と今回の事件への対策を絡めて調査を実施するよう指示した。また、空港は再発防止策に向けた具体的なリポートを求めている。

この事件は、昨今の気候変動や電力不足といった問題が浮き彫りになっている。特に、都市部でのインフラの脆弱性が懸念され、今後の改善が求められている。ヒースロー空港はそのテストケースとして、他の国際空港でも同様の問題が発生しないよう施策を強化する必要性がある。国内外の旅行者の今後の影響も懸念される。