大規模なハリケーン「ミルトン」が現地時間10月9日、米フロリダ州に上陸。国内宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士が宇宙から見下ろしたミルトンの動画を投稿し、ダイナミックな映像が話題を呼んでいます。 国家非常事態が発令され、住民に避難が呼びかけられています。

宇宙飛行士は日本時間9日、自身のX（Twitter）アカウントに「ハリケーン・ミルトンの上空を通過してきました」とつぶやき、上空からハリケーンを撮影した映像を投稿。タイムラプス映像では、巨大な渦が地表のかなり広い範囲を覆い隠していることが分かります。

NASAの公式SNSもドミニク宇宙飛行士の動画を転送し、現地時間9日の朝に撮影されたもので、場所はメキシコ上空だと説明。今後フロリダへ大きな被害を及ぼす可能性があることを強調し、「どうか身を守る行動を」と現地住民に呼びかけています。

この動画には「もはやファンタジー映像」「AIじゃないの？」「場所からいって、この動画に私が映り込んでるはずなのに」という多くの反響が寄せられました。

今回のミルトンは、発達途上の状態から急速に強まったハリケーンであり、米国東海岸に影響を及ぼす可能性があるとして、気象学者や専門機関も注意を呼びかけています。