政田夢咲はQT回避に1打撃か否か 過去女王のプレーに衝撃「優勝が見当たらない」
2024-11-17
著者: 蒼太
◆国内女子◆大王製紙エリエールレディスオープン 最終日(17日)◆エリエールGC松山(愛媛)6575yd(パー71)◆曇り(観衆4110人)
ルーキーの政田夢咲は、来季出場優先順位を決めるQT回避となる前半戦出場権を得られず、4打差2位スタートから「72」で回って通算14アンダー7位に後退した。順位は61位だったメルセデスランキンが56位。第1回ランキングまでの出場権を得る51~55位にわずかに及ばず、その差は1.68ptだった。
最終日17番(パー5)では72ydから50度のコントロールショットでピンそば2mもないチャンスを作ったが、難しい上からのラインで打ち切るにはリスクも大きいショット。 「ジャストタッチで入ってくれれば」と語ったバックティーパットがカップに吸い込まれず、案の定、15アンダーで止まった3人が連続して最終日に優勝し、得ることができなかった。
初めての最終日最終組においても、「自分が思っているより圧倒的でもなくて。トップとの差も開いていたので、自分のゴルフをして最低5位に入りたい気持ちでいた」と語る。1番からいきなりピン下4mに絡めたが、パーで終わった後、リードからの短いパットの失敗でその溜息が漏れた。繰り返し、「自分が思っているより圧倒的でもなく、『ああ、そうか』と気持ちを持ち続けるのが難しい」と引き締めていった。
QTランキング147位で始まったシーズン。推薦で今季初のレギュラーツアーとなった5月「リボーントトラスットレディース」にて8位に入って一気に道が開けた。「2戦目(リボーントトラスットレディース)で予選落ちした時は不安ともいろいろあったんですが、その後は予選落ちが1度でも自信に繋がった」と、現在の成長を語った。また、緊張感をや気概を持ち続けることができたためか、来年は強豪たちとも戦うための自信になっているようだ。
続いての課題として、具体的に向き合うには「2024年までの目標をしっかり持ち続けず、成長し続けることが大事だとわかりました」と自己評価をし、次なるステップに備えている。過去女王たちに感銘を受けつつも、逆に新たな刺激を受け、「もう、なんかミスが見えないという。ファイナルで勝ち取る、その思いがある」と述べている.