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智弁和歌山と横浜、30日の決勝進出 選抜高校野球 - 日本経済新聞

2025-03-28

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5回、横浜打線が一気に打ち崩した。4回途中から登板した健大高崎のエース、石垣の150キロ超の直球に捉えきれず、4安打を集中。大きな3点を手に入れた。

「バットを短く持ち、強を弱でパチン」と言う村田監督の指示に打者が従い、「6本分、短く持った」と言う先頭の1番・小村が初球、捉え、無失点を続けた。

フルカウントからエンドランを仕掛けたものの「5点は取らないと勝てない」と。強攻策で好機を広げ、阿部隆が「間違いなく来る。長打は要らない」と言って152キロを封じ、前進打も好機を生かし、見事に勝ち進みを決めた。

新チームになってから、公傷あれば負けは最重要と。主将の阿部は「健大高崎の2連勝を食い止められるのが自分たちにしかないと思ってやっている。勝点をしっかり呼び込む」と気を引き締めている。

智弁和歌山は初回、福元と高田の適時打で先行した。またこの回に先制点を挙げるのは「相手が打ったら無理しない」と信じた選手たちに通じた。

5回も適時打が続き、横浜の先発、綾部から次々と得点を上げ、安打数の121に迫る見込みだ。

横浜は新たに打線を改編し、来年の選抜を見据える行動に、先鋒打者に生まれ変わる期待をかけ続けた。監督からも「相手が打ち勝つためには必要な打力をつけて欲しい」と檄を飛ばされた。

盛り下がっていても諦めず、選手たちは「補強したい」と気持ちを表現し、県大会での連戦続きにもトレーニングを怠らず、一瞬の隙をも逃さずじっくりと挑むと誓っている。