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中国 1〜2月主要経済指標 消費プラスも不動産開発大幅マイナス

2025-03-17

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中国標準局は17日、1月と先月の2か月分の主要な経済指標を発表しました。これによると、今年に入ってからの消費の動向は「小売業の販売高」が、政府による家電製品などの購入促進策の影響もあり、昨年の同時期と比べて4.0%のプラスとなり、増加率が昨年12月から0.3ポイント上昇しました。

一方、企業の生産の動向を示す「工業生産」は昨年の同時期と比べて5.9%のプラスとなり、増加率は昨年12月から0.3ポイント減少しました。

さらに、「不動産開発投資」は昨年の同時期と比較してマイナス9.8%となり、大幅な下落が続いており、不動産市場の低迷が続いています。

不動産の不振が長期化する中、内需が停滞し、アメリカのトランプ政権による追加関税の措置などで、米中間の貿易摩擦が激しさを増す中、中国政府の対応が焦点となっています。