
世界
中国とインド、4月のカナダ総選挙に警戒 情報当局が警告
2025-03-24
著者: 花
【オタワ 12日 ライター】 - カナダの情報機関である安全情報局(CSIS)は、12日、4月に実施される予定の総選挙における中国とインドの介入の可能性について警告を発表した。この発表において、ロシアやパキスタンによる介入の恐れもあると指摘されている。
CSISの報告書によると、特に中国は最近の選挙で、「中国が今回の選挙での主要な関与者となる」可能性が高いことを示唆している。中国政府は、新たな政治的プロセスでは国民に対する影響力を強めようと企んでいる可能性がある。
「中国が今回の選挙で活動するツールとして、カナダの民主的なプロセスを妨害しようとする可能性が高い」と、CSISは述べている。また、カナダの民間人や政府機関に対するサイバー攻撃や虚偽情報の拡散によって、選挙結果に干渉する可能性が懸念されている。
さらに、中国に加え、インドもカナダ国内での政治活動に対して敏感になっているとされ、これが国際関係に新たな火種を生む可能性もある。
これらの警告は、カナダが直面している国際的な安全保障上の課題を浮き彫りにしており、選挙の透明性と安全性を確保するための一層の対策が求められている。カナダ政府は、今後も各国の影響力を排除するために、選挙管理の強化を進める方針である。