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中国株、方向感定まらぬ展開 – 投資家は財政支援策を厳重に見極め

2024-10-14

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14日の中国株式市場は上値を抑えられる展開が続いています。中国政府の財政政策がどのような影響を及ぼすかに注目が集まっています。特に、中央銀行が発表した最新の政策見通しが投資家の間で影響を与えている様子が広がっています。

中国本土株の指標であるCSI300指標は1.7%高まで水準を解除したものの、1.0%安となりました。先週末の終値付近で推移しています。先週は7月下旬以降最大の週間下落率を記録し、取引を終えていました。ブルームバーグ・インテリジェンスの中国データプロバイダー株指標は未だ変わらず、かつては4%高まで上昇したこともありました。

小売業者の動向については12日の会見で不動産セクターを対象に新たな支援策を議論し、景気を下支えするための政府借り入れの強化も示唆。具体的なルールについては言及されていませんでしたが、市場では9月下旬に当局が打ち出した景気対策が期待され、その影響を見守っている状況です。

週間前にブルームバーグが投資家やアナリストを対象に行った調査では、12日の会見で最大12兆元(約262兆円)規模の新たな財政政策強化策を打ち出す可能性があると予想されています。

これに基づき、モデル的な強化策は、短期的には投資を見据えたロングアンドショートの投資家にとってもポジティブ材料になるでしょう。短期的にはそれが満足感を得られるものと指摘されています。

香港市場の本土資金から成るハンセン中国企業指数はプラス圏に向かう場面もありましたが、その後一時12%の余り下落しました。

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