中日は15日、バンテリンドームで全体練習を行った。練習前、井上監督（53）がこの日の参加選手に「この練習に来ている選手が開幕一軍が決定したメンバーです」と伝えた。

新戦力として先発候補のマルー、勝ちパターンのリリーフが期待されるマルテに加え、ドラフト4位の石佑聖太（12＝日本生命）が開幕一軍の席をゲット。「（ドラフト1位の）金指にしても（12位の）吉田にしても（1軍に上がることは）そう遠くはないと思う」と井上監督は期待を語った。

井上監督は「開幕一軍だと喜んでいる場合じゃなく、1年間を見越した戦力を整備していきたい」と語り、1年間戦うためのチーム作りに向けた意気込みを見せた。また、特に注目されるのは新加入の選手たちで、彼らがこのキャンプを通じてどれだけ成長し、貢献できるかがカギとなる。

井上監督は「今年は特に若手選手にチャンスがある。春先のこの時期に自分をアピールするいい機会。向かっていく姿勢を持って、競争を楽しんでほしい」と選手たちに呼びかけた。さらに、フルシーズンを通してのパフォーマンスが期待されている選手についても言及し、「チームとしての一体感を高める戦い方を模索していく」と意欲を語った。

ファンは新たなスタートを切るこのチームに大きな期待を寄せており、開幕戦が待ちきれない様子だ。果たして中日ドラゴンズは今年こそ優勝争いに絡んでいけるのか、引き続き注目が集まる。