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【100回目の早明戦】明大の快足トライゲッター・吉田選手「なぜ早稲田に勝ったのか、それに理屈はない」
2024-11-28
著者: 葵
関東大学ラグビー対抗戦の優勝を争う早明—明大は12月1日、100度目の定期戦として東京・国立競技場で行われる。早明戦の魅力を伝える連載の2回目は、サンケイスポーツの明大OB、WTB吉田選手(55)に語ってもらった。
ファンを魅了した早明戦は劇的な試合が続いた。今年の早明戦も圧倒的な前評判の中、明大が先制点を奪って展開した。選手たちが戦った中で、何かしらの試合を通じて強い思いを抱いているのではないか。
—今季は明大に入ってからずっと合わせてきた。11月の秩父宮大会で右足を肉離れし、その後の3試合を休場した。早明戦も自分が出られるとは思っていなかったが、名門から呼ばれ、大感激したことを覚えている。
—大きなケガから復帰した初戦では、あの時のことを思い出して、毎日練習を行い、旬な冬を迎えた。試合当日、見慣れた景色の中で臨んだ。
—今年こそは優勝を果たしたいという強い決意を持って試合に臨む。選手として成長し、余裕を持ちながら戦うことができればと思う。
—自分の成長を実感しながら、選手たちにとっても記念すべき100回目の早明戦であることは特別な思いを持つ。あの試合がいつも頭をよぎるが、選手たちが情熱を持つ試合に巡り合わせることができたら最高だ。