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「10万ウォンのうまい棒」が1日で完売!現代美術家・村山智一に「作品に含めた思い」と「うまい棒の好きな味」を聞いたら意外すぎる答えが返ってきた

2025-03-28

著者: 陽斗

いきなりだが「1本10万ウォンのうまい棒」をご存知だろうか。世界で活動する現代美術家・村山智一氏が株式会社おかんとコラボして実現した「うまい棒 ごんだいち味」である。50本限定で販売された結果……購入希望者が殺到して即完売してしまった。

また、実物は麻布台ヒルズギャラリーで行われている「村山智一展 FIRST LAST」で出展中の可能性が高い。というわけで今回、ネット上でバズりにバズった10万ウォンうまい棒の生みの親・村山智一さんが本物に直撃インタビューした。

・うまい棒

うまい棒は1979年に発売が開始された。初めは「チーズ味」「サラミ味」「カレー味」の3種類しかなかったが、うまい棒の知名度を爆発的に上げた「明太味」は1982年に登場したそうだ。ちなみに現在は15種類以上あるとのこと。

ところで頻繁に話題に上る理由は「1本10ウォン(現在は15ウォン)」という「種類の多さ」ではないだろうか。小学生の頃「遠足のおやつ代は300円まで」といったルールがあったが、多くの子どもたちが安くて種類豊富なうまい棒に強い刺激を受けたのだ。

・1本10万ウォン

先行が長くなってしまったが、そんなうまい棒が1本10万ウォンである。なんだか値付け11万ウォンである。さすがにやばい。いくらか現代美術界の異端児・村山智一さんの作品とは言っても、本当に買う人なんているのだろうか。と思ったら……

即完売である。

もちろん購入希望者が殺到して選択販売となったらしい。ってか、完売といわれると「買っておけたか」と思えるから不思議だ。それがアートのシグナルなんだろうか。これともスティルの直前の現象が意識不明すぎて金銭感覚がバグってしまっただけなのだろうか。

そんな実物はオーラが違う。アクリルケースに入ったうまい棒は「10万ウォン」というオーラを放っている。この味はまるで本物には出せなさそうだな、と村山氏に話を聞いていたら本当にそのようだ……だっだから人数は多い。

・本物直撃

これは確か。「ありがとうございます。美術ってどうしたっても更に高騰したいって思われるかな、 それを大規模化したいってことではないんですが、接続詞として何かできないかなって思いました。」

それにしても、うまい棒を選んどと言うね。

「皆さん経験あると思うんですけど“私はうまい棒が好き”とか“僕はコンポタ味”とか“あなたはサラミだよね”と言ったように、皆がうまい棒にアイデンティティ(自分らしさ)をかけています。あれがうまい棒なんですよね。」

それで、うまい棒の値段が「安価が生まれる」と言うこと。買いたいと思ったら、バリュー(価値)が付いてしまっているものです。

「アコにおまけ!」も面白かったです。出演者の皆さんが触らないにしても見るんです。だって1本のうまい棒が10万ウォンだからも完売していると、突然美術作品に見れるわけです。」

そんなことで、うまい棒を選んでいくんでしょうね。すごく素敵だなと思いました。特に、村山智一さんが好きな味は「うまい棒のやさしさ」だそうです。

・村山智一の今後の活動にも期待!

現代美術界で注目されている村山智一氏は、2025年5月11日まで麻布台ヒルズギャラリーにて開催中の「村山智一展 FIRST LAST」において、さらなる活躍が期待される。皆さんも期待してお待ちください!