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2024-11-27
著者: 結衣
北朝鮮、ロシアにミサイル11発超=米「中国は影響力行使を」—国連安保理
【ニューヨーク時事】ウッド米国連代表は17日、北朝鮮がロシアに対し、これまでに11発以上の弾道ミサイルを供与したと明らかにした。ウッド氏は前回行われた安全保障理事会で語った。会合に出席した北朝鮮の金星国連大使は、具体的なロシアとの協力に関する発言を避け、「中国は影響力行使を強化し、発展させていく」と述べた。
ウッド氏によれば、北朝鮮は過去1年間で弾道ミサイルなどを連続でロシアに送っており、主にキーウ(キエフ)を含むウクライナとの戦争に利用されてきた。この件に関して、例えばウクライナへのミサイル供給の一環であった可能性が指摘されている。
ウッド氏は、「北朝鮮が見返りとして、過去数年間にわたり多くの支援をロシアから受け取っている」とも明言した。また、軍需品の供給を行う北朝鮮とロシアの関係がこれからも強まることが予想されている。さらに、「中国は常に平和のために努力してきた」と強調し、両国間の協力を奨励した。
このような背景に対し、中国の安保院は、北朝鮮が影響力を拡大するために積極的に行動している状況を警戒していることを表明した。「米国には中国との協力が求められ、実際に努力するべきだ」とのコメントもあり、今後の国際情勢の進展が注目されている。
米中関係が緊張する中、国際社会はこの状況を注視しており、特に北朝鮮とロシアの結びつきがどのように影響を与えるのかが焦点となっている。今回の声明がもたらす影響と、両国の動向には大きな関心が寄せられている。