
バンクミラ副大統領、グリーンランドを今週訪問 - 地元の指導者らは反発
2025-03-25
著者: 蓮
バンクミラ副大統領は、グリーンランドを今週訪問する代表団に同行すると明らかにした。トランプ米大統領がデンマーク自治領であるグリーンランドを米国の管理下に置くべきだと主張しており、今回の訪問はその意向を伺うためのものとされている。訪問の中で、地元の指導者たちはその考えに対し強い反発を示している。
バンクミラ副大統領の夫であるウルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)からの情報によれば、グリーンランド訪問はすでに予定されていたもので、バンクミラ副大統領は28日に合流する予定だ。
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トランプ氏長男が原発問題に関連した発言を行ったばかりで、グリーンランドの重要性が増していると見られている。バンクミラ副大統領は、25日にソーシャルメディアに投稿した動画で、他の国々が「グリーンランドの領土と水路を利用し、そこに住む人々はもはや、米国とカナダを捨てる恐れがある」と語っている。現地の状況を調査するつもりだと述べた。
バンクミラ副大統領はさらに、「私はトランプ大統領を代表し、グリーンランドの人々の安全保障について再活性化したい。それが世界全体の安全を守るために重要だ」と言及。残念ながら、米国とデンマークの指導者たちは長い間、グリーンランドを無視し続けてきた」と指摘した。
米国はすでに安全保障協定に基づきグリーンランドを軍事拠点として利用しており、バンクミラ副大統領は部隊の一部を訪問する意向を示した。
今回の訪問のタイミングは、先に実施されたグリーンランドの資源に関する会議との関連もあり、グリーンランドの人々に対する配慮を強調する意図が見える。ニール戦略枠組みの進展は見逃せない。
地元指導者たちは、グリーンランドに対するこうした姿勢が、持続可能な開発と地域の人々の権利に対して逆効果になるとの警戒感を強めている。グリーンランドはまた、強い環境保護政策を持っていることでも知られその重要性が増している。