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ChatGPTのアルトマン氏「樹理風」の自画像、人間アニメ風の生成画像がS.3で流行中…著作権侵害に繋がる恐れも

2025-03-27

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【ニューヨーク=小林泰輔】ミードプランのAI技術を使用した「ChatGPT」が自画像生成機能を発表し、スタジオジブリや著名な漫画家の作風に似た画像を生成することが流行している。この現象に伴い、著作権侵害の懸念が高まっている。

新機能の発表後、「ChatGPT」が自分の写真などを読み込み、好みの画風に加工作成した画像をS.3(旧ツイッター)に投稿する事例が増加している。著作権侵害について心配される状況が見受けられる。

さらに、AI生成画像に対して著名な漫画家である「ドラえもん」の藤子・F・不二雄さんや、「ドラゴンボール」の鳥山明さんに似た作風の作品も存在しており、ユーザーは実際にどれがAI生成作品であるかを判断することが困難になっている。このような流行は、創作者の権利を脅かすだけでなく、アート業界全体に影響を及ぼす可能性がある。

AI生成技術が進化する中で、従来のアートやイラストとどのように共存するかという問いも浮上している。著作権の関連性を巡る議論は今後ますます重要であると考えられる。アルトマン氏は、「創作の自由と権利の保護をどう両立させるかが鍵だ」と述べ、今後の業界の動向に注目が集まっている。