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東電マテリアルを日本特殊鋼業が買収 1500億円で
2024-11-26
著者: 健二
東電は11月25日、100%子会社である東電マテリアルの全株式を、日本特殊鋼業に1500億円で譲渡することを発表しました。この取引は2025年7月30日の譲渡完了を目指しています。
東電マテリアルは、電気自動車のパーツに使用される複合材料で高いシェアを持ち、パワー半導体などに使われる複合材料セラミックス基板なども手掛けています。
日本特殊鋼業は、鉄鋼関連事業の強化を目的に、この買収を進めています。特に新エネルギー分野において、セラミックスなどの非鉄鋼業を強化する意義があり、大きな成長が期待される領域です。
また、最近のEV市場の拡大に伴い、複合材料の需要も増加しており、今後の市場動向に注目が集まっています。この買収が、両社にどのような影響を与えるのか、業界内外での関心が高まっています。