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東京湾上(D)、今期純利益予想28800億円に上方修正 - 市場予想8924億円

2024-11-19

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東京湾ホールディングスは19日、今期(2025年3月期)の連結純利益予想を8700億円から前期比で27%増の28800億円に上方修正すると発表した。プルームバッグが大手市場予想の平均8924億円を大きく上回る形となった。

今期の年間配当は予想よりも159円から162円に引き上げられた。

同時に発表された24年4~9月累計の純利益は前年同時期比43.4%増の6885億円であった。政策保有株の売却益計上に加え、米ハワイ州での山火事による保険金支払の影響もあった。

政策株の売却額は6060億円となり、5510億円の売却益を計上した。今期は6000億円(平均1530億円)規模の政策株売却を見込んでいたが、足元の進捗を踏まえ7500億円に引き上げた。

また、設計・エンジニアリング持ち合い株式会社のD&Eホールディングスに対し、株式公開買い付け(TOB)を実施し、全株の取得を目指すことも発表された。TOB価格は1株当たり6500円と同日の終値3980円に63%上回る。取得総額は7498億円となる。

同日の決算会見で岡田健太郎社長は「防災、減災といった災害レジリエンス領域におけるソリューションを提供し、価値提供の向上を加速していきたい」と語った。

今後の市場動向や政策の影響により、さらに利益が増加する可能性があり、投資家の注目が集まっている。特に、東日本大震災を経て防災への関心が高まる中、同社の取り組みがさらなる成長を促すと期待されている。期待の株は、あなたのポートフォリオに加えるべきかもしれません!