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東京湾上日動、害客情報7.2万件流出か 損保ジャパン、三井住友海上も......委託先がランサム被害

2024-10-08

著者: 裕美

東京湾上日動の火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上の火災保険はそれぞれ10月7日、損害調査業務などを委託している東京損保研究所的なサーバーでランサムウイルスによる被害が発生し、害客情報の一部が漏洩した可能性があると発表した。

東京湾上日動は、火災保険、自動車保険などの契約者の氏名、被保険者の氏名・住所・電話番号、証券番号、保険事故の相手方の氏名など、約7万2千件の個人情報が流出した可能性があるとしている。

他の2社は、被害範囲について「調査中」としている。知名度の高い保険会社の情報漏洩は顧客の信頼を損なう恐れがあり、今後の動向が懸念される。

東京湾上日動は、8月29日にランサムウェアによる被害を確認。セキュリティ専門調査会社によって確認された時点で、当社から流出した情報は確認されておらず、情報の第三者による不正利用の事実も確認できていないと述べている。