8月の家計調査について

総務省の発表によると、8月の家計調査で2人以上の世帯の支出が29万7487円となり、前年同月と比較して実質1.9%の減少となりました。この減少は、特に2か月ぶりのことです。

支出減少の要因

減少の要因としては、台風や南海トラフ地震に関連する影響が指摘されており、特に自動車販売店の休業や、自動車の購入費用の減少が影響しています。「交通・通信」は17.1%、旅行関連の支出「教養娯楽」は6.9%減少しました。

光熱・水道費用の減少

さらに、「光熱・水道」は政府による電気・ガス料金の抑制策が効いていたこともあり、家庭での節約志向が強まった結果、2.4%の減少を記録しています。

食品支出の増加

一方、「食品」は台風などの影響で近隣での外食が増えたことや米の価格が上昇したことから、2.6%増加しました。

今後の経済動向

総務省は「8月は災害の影響が大きく現れたが、災害がない状態で支出が戻るかどうかを注視したい」と語っています。これに伴い、今後の経済状況に対する関心が高まっている中で、消費者の節約意識も問われています。これからの数か月、家庭の支出にどのような変動が見られるのか、注目が集まっています。