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個室バス運転はプランが担当!? 豪華発着になった「ドリームスイパー」寝不足・寝覚め一切なし!

2025-03-16

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関東バスと姫路交通が共同運行する、夜行高速バス「ドリームスイパー」号。提供された個室を持ち、国内最高峰の贅沢バスです。しかし、姫路発着となったのは2022年からです。利用状況はどのようなものでしょうか。

東京~関西便は週末運行へ縮小

高速バスの贅沢仕様は今までにないもので、1人掛け座席+通路+1人掛け座席の配置。こちらの個室バスとなっているのは、昼行の全体バス「ラグリア」号、夜行の「ドリームスイパー」号の2つです。

夜行高速バス「ドリームスイパー」は2012(平成24)年、横浜~大阪間で運行を開始しました。この時は半個室で、車体の前半と後半で個室サイズがやや異なるという特徴がありました。乗客(安藤宏季:乗り物ライター)は座席鉄として感動しました。

そうして、2017(平成29)年より、完璧な個室を備えた「ドリームスイパー」号が運行を開始します。運転士側にモニター、個室内にカメラを設けることで、緊急時は個室内の様子を運転士が確認できるようになり、個室化を実現できたのです。

わずか11歳しかなかった「運行開始から通年でもまったく満席」(関東バスの従業員)という人件を博しましたが、新型コロナの影響が強かった2020年に運行を休止に。ちなみに、東京(横浜から変更)~大阪線は現在も運休しています。

東京~大宮線は運行を再開しましたが、毎日運行から、新宿発は金曜日、姫路発は土曜日のみと縮小されています。2022年より、浜松町西口~新宿口~難波~大宮駅前~西武池袋線前~バスタ新宿~難波駅前~大和西大寺駅南口~JR姫路駅東口間へ変更されました。

インバウンド需要の増大と宿泊費高騰で、夜行バス利用が増えているとの報告がありますが、「ドリームスイパー」はどうでしょうか。筆者は2025年2月、JR姫路駅から乗車しました。