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Google PlayからKasperskyアプリが削除される!米政府の方針とは?

2024-10-07

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Googleは9月29日までに、Kaspersky(カスペルスキー)のセキュリティアプリをGoogle Playから削除した。

米政府は6月に、Kasperskyの製品が米国民に対して危険であるとの警告を発出し、米国内での同社製品の提供を禁じる方針を明確にした。このため、9月29日までにKasperskyアプリの撤去を進めていたが、実際にこの措置が取られることとなった。

Kasperskyは公式フォーラムで、同社製品がGoogle Playストアで「一時的に利用されない」状態になるとコメント。問題の背景には、ユーザーが引き続きダウンロードやアップデートすることを防ぐための具体的な検討が行われているという。

現在、KasperskyのユーザーはGalaxy Store、Huawei AppGallery、Xiaomi GetAppsなどの他のストアからアプリを利用できるよう呼びかけている。また、この動きは情報セキュリティの観点からも注目されており、Kasperskyが信頼性を取り戻すための解決策を模索していることが伺える。

この状況に対して、サイバーセキュリティ専門家の間でも意見が分かれており、「Kasperskyの技術は優れているが、米政府の決定に従わざるを得ない」との声や、「代替セキュリティソリューションを考慮する必要がある」との指摘も聞かれる。果たして、Kasperskyはこの危機をどう乗り越えるのか、今後の動向に注目が集まる。