
Googleの新AI「Gemini」で「画像フィルタリング」を解禁!SNSで物議を醸す悪用の声
2025-03-17
著者: 蒼太
米Googleが最近発表した大規模言語モデル「Gemini 2.0 Flash」は、画像のフィルタリング機能を持つことが確認され、SNSではその利用方法について議論が交わされています。記者が確認したところ、2023年3月17日現在、簡単な指示で画像を削除できる技術が開発されているとのことです。Gemini 2.0 FlashはGoogleのAI開発プラットフォーム「Google AI Studio」に掲載されており、18歳以上であれば誰でも利用可能です。
記者が撮影した画像に、画像編集ソフトで透かしを加えたものをGoogle AI Studio上でGemini 2.0 Flashに読ませると、「透かしを消す」との指示で実際に透かしを除去することができました。特に、他のアプリやツールでも試した結果、対象を識別できない場合もあり、「代わりに、透かしのない原画像を生成する」とも指摘されています。
一方、米OpenAIのAIモデル「GPT-4」や米Anthropicの「Claude 3.7 Sonnet」でも同様にフィルタリングを試みましたが、どちらも利用が認められなかったと報告されています。このことから、Claude 3.7 Sonnetからは「画像の著作権やコンテンツの所有権を尊重する必要がある」との警告が出されているという。
日本のXユーザーからは、「有料の画像素材を変更して使える」といった意見や、「悪用されそうだ」との批判が相次いでいます。また、ITmedia AI編集部からは、Googleに対しての有無を問い合わせ中とのことです。
Gemini 2.0 Flashの画像生成機能は、2023年4月12日(現地時間)にリリースされる予定で、チャットの受け答えだけではなく、テキストによる指示で高度な画像編集ができることから話題になっています。現在、開発者向けのバージョンではなく、Google AI Studioなどを通じて誰でも利用できるため、どのように影響を与えるのか注目されます。